倫敦月/アラビア月

英国ロンドンとUAEドバイでの生活と見聞きしたこと、訪れた場所などのことを…

今日からお店再開 (イギリスのロックダウン緩和)

いよいよ、今日(6/15)からイギリス(イングランド)の全てのお店の再開が可能になりました(これまでは食料品、医療用品など生活必需品のお店のみ営業)。

ニュースでは朝早くから多くの人達が長い列を作っているのを報じていました。

ソーシャルディスタンス(間隔2m)を取って並んでいるので、余計に長ーーーくなるのです。

でも、場所によっては詰め合って並んでいるところもあるようですね…

www.bbc.co.uk

中には入口に人が殺到してもみ合いになったお店もあり、TVニュースに映像が流れました。

 

実際にはどんな感じなのか、ショッピングセンターに行ってみたのがこれです。

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もう17時なのに結構な人がいます。入店待ちの列もあちこちにありました。

 

下の記事を書いた5月8日はガラガラでしたから、全くの様変わりです。

pink-supermoon.hatenablog.com

 

こちらはショッピング時の注意事項です。

  • Wash hands; Regularly wash your hands. 「定期的に手を洗ってください」

  • Distance; Keep a safe distance. 「安全な距離を取ってください」
  • Avoid groups; Avoid group gatherings. 「グループで集まらないでください」
  • No contact; Choose contactless where possible. Avoid contact. 「接触を避けて、使える場所では非接触ICカードを使ってください」
  • Please stay at home if you're feeling unwell. 「不調を感じるときは、家にいてください」
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そういえば、以前は少額の場合は現金で支払う必要があった店でも、今はコンタクトレス・クレジットカードを使うのが当たり前になりました。

もう3か月以上も銀行からお金を引き出していないのは、日本人としては少々驚きです。

 

 店内の人数を制限するため、入口にいる店員がカウンターを持って、出た人を数えながら、入る人を調整しています。入口と出口を別にして一方通行にもしています。

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マスクや透明のフェイススガードを着けたり、通路を一方通行にしたり、レジ前に透明プラスチックの壁を作ったりと、様々な対策を取っています。

こうして、店側は最新の注意を払って再開しましたという感じですが、客の方はマスクをしている人以外は、割とリラックスした雰囲気で、ロックダウンもかなり緩和されてきたなという印象です。

ソーシャルディスタンスのルールを守らない集団もあちこちに見かけました。

 

昨日から24時間のコロナウイルス感染による死者数は38人と、一時期の1000人超からは大きく減少しました(それでも日本よりはるかに多いのですが)。

それもあって、市民の間でも気が緩んでいる感じがしていましたが、これで一段と緩んだのは間違いありません。感染者数のぶり返しが来なければ、私はコロナウイルスは夏に弱い説を支持します。(笑) (笑えない…)

 

なお、この生活必需品以外を扱うお店が再開したのはイングランドだけで、北アイルランドは6月19日から、ウェールズとスコットランドは未定と足並みがそろっていません。

 

また、今日から、公共交通機関でマスク等のフェイスカバー着用が義務付けられましたが、これもイングランドだけ。

pink-supermoon.hatenablog.com

 なので、例えば、パディントンからウェールズ方面への列車に乗るときはマスクを着け、ウェールズに入ったら外してもOKといった運用がなされます。

 

なお、今回のお店の再開では、飲食店、パブ、ホテルなどの業種(ホスピタリティ産業、Hospitality Industry)はまだ緩和されていません(持ち帰り、宅配を除く)。早くても7月4日とされており、詳細は明日(6/16)に議論されるようです。