クリスマスツリーの季節
11月下旬、ロンドンの広場、駐車場などのスペースに囲いができて、何かの準備が始まります。やがて、緑色のものが運び込まれて…
そう、クリスマスツリー用のモミの木の販売が始まるのです。
曇りがちなロンドンの空の下でも、活き活きとした緑の葉を広げるこのモミの木は Nordmann Fir ノルドマンモミという種類でツリー用として広く使われています。
Nordmann (ノルウェー人の)というのでノルウェーのものかと思いきや、コーカサス(黒海の東方、ロシア南西端、アゼルバイジャン、ジョージアの地域)が原産で、コーカサスモミとも呼ばれます。Nordmann というのは人名に由来するとのこと。
Abies nordmanniana - Wikipedia
35ポンド(約5000円)からと、なかなかのお値段ですね。
ロンドンに31か所もこのような野外店舗を展開しているのは Pines and Needles という会社で、スコットランドで育てたモミの木を運んできます。
なので、スコットランドの民族衣装、タータンチェックのキルトを身に付けた人も。
この銀色の筒は何に使うのか?
モミの木をネットでくるんで持ちやすくするための道具です。
しかし、持って帰るのはちょっと大変…
いよいよ12月になり、これらのモミの木が家々を飾り、クリスマスがやってきます。