海峡ってStrait, Channe, Passage, Sound?
一つ前で'Stait'について書きましたが、その1番目の訳は海峡です。
Oxfor English Mini Dictionary曰く、'a narrow strech of water connecting two seas'。
なるほど。
地図を見ると、海峡と呼ばれるものはほとんどが'Strait'です。(しばしば複数形で使われます)
Googleマップの津軽海峡のポイントは陸地に近すぎますね…
goo.gl ドーバー海峡の写真は泳ぐ人です。(笑)
対馬海峡は国際的にはKorea Straitなんですか(東側はTsushima straitとも)。
他にも二つの海を繋げる水路を示す言葉があります。
'Canal'(運河)は人工的に掘ったものだから除外するとして…
まず、'Channel'⇒'a strech of water joining two seas'。ほぼ'Strait'と一緒です。
日本付近では海峡より水道と訳すことも多いですね。
次に'Passage'⇒'a way through something'ですが、ドレーク海峡以外に使われているのかな?
(追記:使われていました↓)
そして、'Sound' ⇒'a narrow strech of water'。
日本にはSoundとついたところはないようです。
WikipediaのSoundのリストを見ると、イギリス、カナダ、米国、オーストラリア、ニュージーランドと、もともと大英帝国が支配していた地域に多く、七つの海を支配していた人々の海の呼び方に対するこだわりが感じられます。
List of bodies of water called sound - Wikipedia
凄いのが、スコットランドにおけるSoundの多さです。(笑)
List of sounds of Scotland - Wikipedia
イギリスとか大英帝国ではなくて、グレートブリテンというべきでしたね。
Sound「音」と同じ綴りですが、語源が違います。
音の方はラテン語の「音」'sonus'、海峡の方は北欧古語の「泳ぐ」'sund'とのこと(Oxford Learner's Dictionary)。
先のリストに載っていませんが、とあるSoundと呼ばれる場所が南太平洋にあります。
第二次世界大戦の激戦地になったガダルカナル島北部の海域で、アイアン・ボトム・サウンド 'Iron Bottom Sound'。鉄底海峡と訳されています。
幾多の海戦で日本、連合国(米, 豪, NZ)の艦船が多く沈んだため、海底が鉄でいっぱいだろうというのが名前の由来。
比叡、霧島、古鷹、綾波、夕立、吹雪、ヴィンセンス、キャンベラ、ノーザンプトン、アトランタ他多数…
今はダイビングの人気スポットらしいですが、静かに眠らせておいて欲しいものです。
増してや違法な引き上げなど許されません。
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