倫敦月/アラビア月

英国ロンドンとUAEドバイでの生活と見聞きしたこと、訪れた場所などのことを…

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

正気でいられない笑気ガスの問題

ロンドンの道端や公園の片隅にこんな小さいガスボンベが落ちているのをよく見かけます。一見、自転車・バイクのパンク修理用のガスボンベかと思いましたが、一か所に多数が落ちていることもあり、多くは少し寂しげな場所ということは… つまり、これはガスラ…

ブリティッシュ・サマー・ナイト (エリック・クラプトン・ライブ, 2018 Hyde Park)

長い夜を楽しむことができるイギリスの夏、ブリティッシュ・サマー・タイムの思い出を… pink-supermoon.hatenablog.com ロンドンでBritish Sammer Time (BST)と言えば、ハイド・パーク(Hyde Park)で開催される音楽フェスティバル… とは知らなかった渡英後間…

"The heat is on" 熱く/暑くなってきたぜ!

暑い! イギリス南部は今年一番の暑さに見舞われています。 ロンドンは6/23が29℃、6/24が31℃、今日6/25が32℃と暑さが増してきています。 イギリスでは私のいるフラットも含めて、クーラーのない家が未だに普通です。 'Air-Conditioned'「冷房あります」が、…

イギリスのロックダウン大幅緩和 - それはギャンブルか

いよいよイギリスのコロナウイルス対策も大きな転換点を迎えました。 今日、ジョンソン首相により、7月4日土曜日からロックダウンが大きく緩和されることが発表されました(下記リンク)。 www.gov.uk この発表の内容を書き出してみます。 パブ、レストラン…

真夏の夜(?)の悪夢 (レディングの殺傷事件)

6月20日午後7時、イギリスの地方都市レディング(Reading)の公園で6人が刃物で殺傷される事件が起きました。 www.bbc.com このニュース、日本のサイトでは、上で引用したBBC日本語版など、「夜」としているのが見受けられるのですが、当日は一年で昼が最…

グレンフェル・タワーの今 (大火災から3年)

グレンフェル・タワーはロンドン市街の西、ケンジントンの一角に立っていました… この記事で取り上げた、グレンフェル・タワー(The Grenfell Tower)の火災から3年。それがどんなところなのか、今、どうなっているのかを知りたくて、現地を訪れました。 pink…

ブリティッシュ・サマータイム (BST)

今日(6/20)は夏至。一年で最も昼の長い日でした。 こちらの写真は、今日の午後7時の様子ですが、まだ夕方の感覚はありません。日本では東京がちょうど7時に日没です。 イギリスは"Britishu Summer Time (BST)" と呼ばれるサマータイムを実施しています。"D…

ゼロときどきオウ、所により一時ノート (英語で0の読み方)

BBCニュースを聞いていると、コロナウイルスの'R number'の説明で1未満の小数(0.何とか)を読むときに「ゼロ」と言っていません。「ノー」とか何とか言っています。 この'R number'は、ニュースがコロナウイルス一色だった5月初旬から、急によく聞くよう…

ミート・アゲイン… ヴェラ・リンさん逝く

今日(6/18)、夕刊紙イブニング・スタンダードの一面を見て、驚きました。 "Farewell to our wartime sweet heart. We'll meet again singer Vella Lynn dies aged 103." 「我々の戦時の恋人にお別れを。『また会いましょう(We'll meet again)』の歌手、ヴェ…

悲しい「アニバーサリー」 (グレンフェル・タワー火災から3年)

アニバーサリー'Anniversary'という語から受ける印象は何でしょう。 日本では「10thアニバーサリー」といった何周年記念の「お祝い」や「お祭り」のイメージが強いと思いますが… これは、ロンドンのある教会に張り出されていたお知らせです。 "Sunday 14th J…

今日からお店再開 (イギリスのロックダウン緩和)

いよいよ、今日(6/15)からイギリス(イングランド)の全てのお店の再開が可能になりました(これまでは食料品、医療用品など生活必需品のお店のみ営業)。 ニュースでは朝早くから多くの人達が長い列を作っているのを報じていました。 ソーシャルディスタンス(間…

このブログでの英語の話題について

このブログを始めて一か月余りですが、話題が当初の目論見とちがって、ロンドンから一歩も出ず、英語の単語やフレーズを扱うものが多くなっているのには、苦笑するよりありません。 その内に他の話題にも範囲を広げたいと思っていますが… さて、その英語です…

混乱翌日のウェスト・ミンスター (行き過ぎた人種差別抗議行動の痕跡)

これは今日(6/14)、ロンドン、ウェスト・ミンスター(West Minster, London)の国会前広場に落ちていたプラカードの残骸です。何と書いてあるのでしょう… 今日のウェスト・ミンスターは明るく穏やかな初夏の日曜日そのものでしたが、昨日(6/13)はジョージ・フ…

金目のものはありません (閉店中の自己防衛)

前の記事で再開した、または再開準備中のお店の表示を紹介しました。 pink-supermoon.hatenablog.com でも、閉店中のお店では荒らされないように、こんな表示も見られます。 "No cash is left on site." 「ここには現金は残していません。」 "No cash has be…

ハロー・アゲイン!(ロックダウンからお店の再開へ)

コロナウイルス対策のため、3月下旬から続いていたロックダウンにより生活必需品以外のお店は閉店を余儀なくされました。 それでも、飲食店は許された持ち帰りや宅配で営業を再開するところが徐々に増えてきて、いよいよ6月15日(月)からは全ての小売店の営…

新ルールはカップルのために?(イギリスのロックダウン緩和)

イギリスのロックダウン開始から12週目。コロナウイルスの流行も少しずつ改善し、それに合わせて外出・接触の規制も徐々に緩和されてきました。 pink-supermoon.hatenablog.com 昨日(6/10)、ジョンソン首相が発表した新たなロックダウン緩和は、今週末の土曜…

バスに乗るならフェイスカバー (イギリスのコロナウイルス対策)

イギリスのコロナウイルス対策として、6月15日から公共交通機関の利用時に「顔を覆うこと」が義務付けられます。 と、分りにくい表現をしましたが、政府の発表は"Face coverings to become mandatory on public transport"です。 www.gov.uk これから'Face C…

人種差別抗議活動で標的にされる銅像とその過去

週末(6/6-7)のイギリス各地での抗議活動のニュースは日本でも注目して取り上げられているように見えます。 特にブリストルのエドワード・コルストンの像を引き倒した映像は象徴的で、ロンドンの6月8日月曜日のニュースでも繰り返し流れました。 さらには、国…

人種差別への抗議行動 in ロンドン (その3 プラカードのメッセージ)

前回の記事で書いた、6月6日のロンドン国会前広場で見かけた抗議メッセージをいくつか取り上げてみます。 pink-supermoon.hatenablog.com 意訳しているところもあります。 そのまま書くのを憚ったスラングは一部を伏字にしました。 誤りに気付いた場合は場…

人種差別への抗議行動 in ロンドン (その2 6/6国会前広場にて)

"Black Lives Matter"を合言葉にした、ジョージ・フロイド事件と人種差別への抗議行動がロンドンでも続いています。下記の記事で取り上げた6月3日に続いて、今日(6/6)は国会議事堂前で実施される計画が事前に知らされていました。 pink-supermoon.hatenabl…

1グループ6人 (ロックダウン緩和とセサミストリートの数の歌)

先日の記事に書いた通り、6月1日からのロックダウンの緩和で、ロンドンを含むイングランドでは、屋外でソーシャルディスタンスを保てば1グループにつき6人まで会うことができるようになりました。 pink-supermoon.hatenablog.com さっそく、こんな光景が…

人種差別への抗議行動 in ロンドン

6月2日、在英日本大使館からEメールが届きました。 タイトルは「『米国における黒人男性の死亡事件』に対する抗議活動についての注意喚起」。 「米国における黒人男性の死亡事件」に対する抗議活動についての注意喚起 | 在英国日本国大使館 下記の記事で取り…

"Black Lives Matter" とマイノリティの恐怖

こんなカードを見つけました。 場所はロンドン西郊外の鉄道駅近くのバス停です。 "Black Lives Matter" 「黒人の命を尊重せよ」 "Justice for George Floyd" 「ジョージ・フロイドに正義を」 手錠をかけられて身動きできない状態で、警察官に長時間首を膝で…

杖を一振り… ってWand, Staff, Cane, Stick?

イギリスのスーパーマーケットMarks & Spencerのキッチン用品のページを見ていたら、'Tea infuser wand'という商品がありました。 www.marksandspencer.com 何に感心したかといえば、この製品に'Wand'と名付けたセンスです。 日本でも同様の製品が売られてい…