倫敦月/アラビア月

英国ロンドンとUAEドバイでの生活と見聞きしたこと、訪れた場所などのことを…

ついにイギリス(イングランド)も第二次ロックダウン

ハッピーハロウィン!などと少々浮かれた雰囲気の街から帰って、ツイッターのタイムラインをチェックすると、ニュース速報がジョンソン首相の声明を伝えていました。

 

次の木曜日(11/5)から12月初頭までの間、コロナウイルス感染の拡大を防ぐために、外出を控えるようにとの内容で、イングランド全土に再びのロックダウンを敷くというものです。

 

声明の主な内容は下記の通り。

  • 11/5から12/2まで、特別な理由がある場合を除いて外出を控えること。
  • 外出できる理由は以下の場合のみ。
  1. 教育
  2. 在宅ではできない仕事
  3. 運動やレクリエーション (同世帯の家族で、または他世帯との一対一は可)
  4. 診察、治療
  5. 食料品、生活必需品の買い物
  6. 支援が必要な人の世話、またはボランティア
  • 必須ではない店舗、レジャー、娯楽施設は閉鎖。ただし、クリックアンドコレクト(オンライン注文・持ち帰り)は可能。

  • パブ、バー、レストランは、テイクアウトと宅配を除いて閉鎖。

  • 生活必需品の販売は続くので買いだめの必要はない。
  • サポートバブル(支援のため一つの世帯に限って交流可能)の仕組みは継続。
  • 健康上の脆弱性のある人、60歳以上の人は人との接触を最小にする。
  • 11月いっぱい一時帰休制度(80%の給与補償)を継続する。

(原文はこちら)

Prime Minister's statement on coronavirus (COVID-19): 31 October 2020 - GOV.UK

 

この内容に入る前には、専門家からコロナウイルス感染状況の説明があり、さらに首相自身から4分を超える長い前振りがありました。曰く、2週間前の規制(下記)は正しい対処だったと信じており、雇用やメンタル面でのダメージは避けたいが、予想を超えるコロナウイルス感染増加が死者の増加を招いており、さらなる対策を実施する以外に手立てはないと。

pink-supermoon.hatenablog.com

 

さらなるロックダウンは避けたいという思いは皆の共通のものだけに、この声明にも残念という気持ちがにじんでいるようです。

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また、規制内容の説明の後には、今春のロックダウンと異なる点として、この対策強化が12月初頭までの期限付きであること、教育は継続すること、検査法・治療法や施設の向上、ワクチン開発の希望があることを挙げました。

3-4月のような本格的なロックダウンにはしないとしています。

We are not going back to the full-scale lockdown of March and April.

It is less prohibitive and less restrictive.

これらの説明に費やした会見の時間は45分もの長さになりました。

どこかの大統領が選挙キャンペーンで振りまく、Covidなんてもう沢山だという雰囲気とは大違いです。

 

さて、明日の日曜日(11/1)、人々は規制強化の前の週末をどう過ごすのでしょう。

パニック買いは起きるのか、最後のパブを楽しもうと繰り出すのか。

ちょっと不安ではあります…