倫敦月/アラビア月

英国ロンドンとUAEドバイでの生活と見聞きしたこと、訪れた場所などのことを…

海外駐在に向けた準備品 (イギリスへの引っ越し)

駐在員としてロンドンに勤務することが決まって、引っ越したときの準備を思い出して書いてみます。

 

まず、必要なものの準備。前任者から聞いたり、ネット情報を参考にしました。

荷物はバッグに詰めて持ち込むもの(到着して直ぐに使える)、航空便で先行して送るもの(部屋が決まって入居する頃に受け取り)、船便で送るもの(1~2か月)の3種類に分けました。

ロンドンのフラット(アパート)は家具付きを利用する予定として、生活と仕事に必要なものを選びます。段ボール箱に入らない大きいものや、家具、電気製品、音楽・書籍類、予備の生活用品等は日本のトランクルーム等に保管、または処分です。自家用車は転勤の2週間前の車検更新時に売却してしまったので、その後の買い物や手続きのための移動では苦労しました。

 

仕事と生活に必要なものは日本でも使っていたものを送ります。直前に買いそろえたものは、主に衣類、靴、医薬品、海外用電気製品、台所用品、Simフリースマホ、旅行用品(異動後の出張用)、語学関係でしょうか。

以下、気がつくままに書きます。

  • 衣類:日本人体型に合う服は日本でないと入手困難。日本でMサイズの場合はイギリスのSサイズを買えば太さは合うが、袖や裾が長すぎる。スーツはイギリスではサイドベント(切れ込みが横)が多いので、気になる場合は注意。着丈の短いスーツも危険。雨が多いイギリスのではフード付きのコートやパーカーは実用的。
  • 靴:現地向け足先が細すぎるので、日本で買っておく方が無難(足形によりけりですが)。
  • 医薬品:常備薬をそろえておくと安心。持病がある場合は主治医に相談。カットバンは日本製の方が使いやすい。日焼け止めも現地のものは白い。
  • 歯ブラシ:イギリスで売っているのは大きすぎるので、持っていきたい。
  • 海外用電気製品:イギリスの家庭用電源は230V (*注1 実質は240V、末尾に補足説明)。コンセントはBFタイプ(ヨーロッパではGタイプと呼ぶ)。PC、スマホ、デジカメ等のACアダプタは240Vでも大丈夫なものが多いはず(要確認)。乾電池はイギリスでも入手可能(単3はAA、単4はAAA等)。
  • トランス、電源プラグ:念のため小電力用の小型変圧器(トランス)を購入したが、日本用の小さい電気製品が使えて便利。大電力用のトランスは重いので、必要だと思ったら予め買っておく(一時帰国時に買って持っていくのは大変)。BFタイプ用のアダプタも何個か買っておく(イギリスでは大型のものしか入手できない)。
  • 炊飯器:現地のライスクッカーは日本人には評判が悪い。240V対応品(*注1)を予め買っていくか、日本用をトランスと併用するか。ロンドンの無印良品でも売っているらしい。 ※この辺の電気製品については末尾に示した別記事にしました。
  • 電気カミソリ:100Vから240Vまで対応した海外旅行用が便利。他のヨーロッパの国々は220V(*注1)、アメリカは120V。
  • 台所用品:調理が電気ヒーターの場合、丸底の中華鍋や土鍋は使えない。フライパンの蓋、弁当箱、シール容器は現地では入手が難しい。同じく、和食器、菜箸、落し蓋。
  • 旅行用品:バッグ・ケース類、ガイドブックとか。
  • 語学用品:実力と意欲に合わせて。スマホがあっても電子辞書は役立ってる。
  • その他:眼鏡(現地でも買えるが慣れないと言葉が面倒)、食品(お好みで、日本のものを現地で買うと価格は約3倍)、洗濯ネット(売っていない)、タオルケット(同)、折りたたみ傘(日本製の方が小さくて丈夫、なお女性でも日傘を使っている人はいない)、文具(シャーペン、ホチキスは日本サイズは入手困難だが、無印良品にはある)、酸素系漂白剤、折り紙(現地で日本文化的なものを披露するのに役に立つとは…)、ポケットティッシュ(現地のものは小さくて使いにくい)

 

箱のティッシュペーパー、食品用ラップを持っていくのを勧める記事も多いのですが、これは現地のものでも足りました。確かに品質はもう一つなのですが、そこまで求めていなかったので。

 

しかし、どうも整理の悪い記事になりました。また、個別に別記事か、追記・改訂で補足したいと思います…

 

(BFタイプのコンセント、右側はアダプタをつけたところ)

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(派手でギザギザで大きい歯ブラシ)

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(*注1) イギリスの電圧は240Vなのですが、正式には230V、許容範囲+10%~-6%とされています。ヨーロッパ向けに販売されている230V用と表示された電気製品が使えて、ラベルには220-240Vと記載されているはずです。それらの事情や、事前購入した電気製品については次の記事にまとめました。

pink-supermoon.hatenablog.com