コロナウイルス関係の新語(Oxford Learner's Dictionary)
いつもオンラインで使える英英辞典としてOxford Learner's Dictionary (OALD)を使っています。
https://www.oxfordlearnersdictionaries.com/
その名の通り、学習用なので語意が解りやすく解説されていて、発音を聞くことができ、用例も易しく、語源までわかり、とても役に立ちます。
英和辞典で日本語にしてしまうと、その日本での語意に引きずられるので、英語のままで、その語をイメージできるのがいいところ。
さらに、発音がイギリス式が優先というのがロンドン在住者には便利。日本の英語教材はほとんどアメリカ式ですからね。
つい最近、コロナウイルスに関係する新語と新たな意味が登録されました。主なものを挙げると、
community spread
coronavirus
COVID-19
covidiot
deep-clean
elbow bump
flatten the curve
hand gel
hand sanitizer
hot zone
panic buying
PPE (personal protective equipment)
self-isolate
social distance
WFH (work from home)
(https://www.oxfordlearnersdictionaries.com/wordlist/new_wordsより)
毎日のニュースで見聞きするものも、ほとんど知らなかったものもありますね。
PPE(Personal Protective Equipmentの略、マスク、ガウン等の保護具)は医療従事者用の不足が重大ニュースになった3月後半から急に耳に入るようになりました。
WFH(Work from Homeの略、在宅勤務)という略語は初めて知りましたが、Work from Homeという表現そのものは5/11のブログに書いた、首相声明でも使われていました。
Stay at Homeの"at"ではなく"from"なのは、本来であれば会社で仕事をするのを、遠隔で別の場所「から」やっているという感じでしょうか。Work at Homeだと元から家でしている仕事のような。
しかし、Covidiot (Covid対策の決まりを守らない馬鹿者=idiot)という語ができたというのはネットニュースで知っていましたが、実際に使われているのを見た記憶がありませんでした。
ググってみたら、タブロイド紙、特にThe Daily MailとThe Sunに多いらしく、なるほど…
でも、もうこんな語を使わなくて済むよう、上手くFlatten the Curve (流行を抑え込む)して欲しいものです。
(Metro、Evening Standard紙より)
OALDの書籍版は日本では第10版、イギリスだと8th editionなのですね。