リヴァプール、マンチェスター、そしてロンドン/イーリング (イギリスのコロナウイルス規制強化)
コロナウイルスの第二波に飲み込まれつつあるイギリス。政府がイングランドにその地域の感染者の大小に応じた三段階の規制を行うことを決めて発表したのが10月12日月曜日。その実施が10月15日の水曜日でした。
それは、感染者の多いところでは、別世帯の人と会うのを禁止し、パブ・バーを閉鎖して、それ以上の感染を抑制するという対策。一方、感染者の少ないところは、別世帯の人と接する際の人数を6人以下に制限し、飲食店の営業は夜10時までという緩やかな規制に留めて生活と経済への影響を最小にしたいというものでした。
今春のロックダウンでマイナス20%もの凄まじい経済の後退が生じ、100万人規模で失業が発生しようとしているのですから、できるだけ感染の少ない地域を除外する対策は理にかなったものだと思います。
また、以前は地域の自治体任せでまちまちだった規制を、全国的なTier1から3のシンプルで統一的な規制にしたのも適切でしょう。ジョンソン首相が細かい規制内容の理解不足で混乱して謝罪したこともあるだけに。
Apologies, I misspoke today.
— Boris Johnson (@BorisJohnson) 2020年9月29日
In the North East, new rules mean you cannot meet people from different households in social settings indoors, including in pubs, restaurants and your home. You should also avoid socialising with other households outside. (1/2)
でも、そう思わない人、不満な人も少なくないようです。
水曜日からイングランドで唯一、一番厳しいTier 3の規制でパブ、レストランが閉鎖されることになった北西の港町リヴァプール。その規制実施の2時間前、火曜日の夜10時に閉店になったパブから出てきて最後の夜に大騒ぎする人たち。Covidiot (COVID-19と idiot/馬鹿者 の組み合わせ)とはこの人たちのためにある新語では?
A "large crowd" had to be dispersed from Liverpool city centre after pubs closed at 10pm last night - two hours before tough Tier 3 #coronavirus restrictions were imposed.
— SkyNews (@SkyNews) 2020年10月14日
Read more: https://t.co/5vnzDupD2Z pic.twitter.com/3z3XDKVcnO
そして、コロナウイルス感染が多く、リヴァプールに続いて最も厳しいTier 3の規制に移行するのに反対するマンチェスターの市長。適切な支援なしに規制を強化するのは "flawed and unfair" 「問題があり不公平」だと主張しています。
'It's wrong to place some of the poorest parts of England in a punishing lockdown without proper support'
— SkyNews (@SkyNews) 2020年10月15日
Mayor of Greater Manchester Andy Burnham says the government's plans to put Manchester in a Tier 3 #COVID19 lockdown is "flawed and unfair".https://t.co/jBSqvMiQoh pic.twitter.com/qEidEaiwOv
しかし、この新規感染者数のマップを見れば、マンチェスターの感染がいかに深刻かがわかります。財政支援の要求はまだしも、不公平というのはどこから出てくるのでしょう。同様に感染者が多い北アイルランドではパブ・レストランはもちろん、学校まで閉鎖しているというのに。
https://coronavirus-staging.data.gov.uk/details/interactive-map
それとは対照的に首都ロンドンは早々と明日の土曜日から規制の緩いTier 1から中間のTier 2に移行することを決定しました。Tier 2は屋内で別世帯の人と会うことができないという規制が加わります。
冒頭にリンクを上げた前回のブログ記事で、ロンドンも規制強化の可能性があることを書きましたが、わずか2日後にそれが決定されるとは思いませんでした。
(月曜日にはロンドンがTier 2に直面している、木曜日には週末からTier 2に入ると報じる新聞、Evening Standard, 12 and 15/10/2020)
Tier 2になると、パブ・レストランの店内では友人たちと一緒の飲食ができなくなるわけで、店にとっては打撃ですが、一応、屋外席はまだ大丈夫。既に夜は大分寒い季節に入っていますが…
今夜の繁華街ソーホーでは警察が大勢出張って警戒に当たったようです。一部で酔客と小競り合いはあったものの、今のところ、リヴァプールのような大騒ぎは起きていない模様。
という中に、気になるニュースがあります。私の住むイーリング区は日本人も多いエリアですが、ロンドンの中でもワースト3に挙げられる新規感染者率の多い区というのです。
(Evening Standard 12/10/2020)
https://coronavirus-staging.data.gov.uk/details/interactive-map
なるほど、昨日の街角でTVニュースらしき収録を立て続けに二つも見かけたのはこの件のようです。
春の第一波でもイーリングは感染者の多い方でしたが、またしても…
ロンドンでは政府の規制にさらに独自の規制を加えることを検討しています。
これから訪れる冬が、厳しく暗いものになる予感が現実になるのを避けるためにも、政府が訴える最小限のルールをしっかり守って感染の増大を食い止めたいものです。
イギリスはロックダウンを回避したい (コロナウイルス対策の強化状況)
今日(10/13)のイギリスのコロナウイルス新規感染者は17,234人、死者は143人と発表されました。残念ながら9月22日のジョンソン首相による感染抑制ためのルール順守の呼びかけも功を奏せず、政府は感染者急増の'Tipping Point'臨界点にあるとしています。
下のグラフは2月以降の毎日のコロナウイルス感染者の推移とイングランドの規制状況です(スコットランド、ウェールズ、北アイルランドは若干規制が異なる)。
https://coronavirus.data.gov.uk/cases
9月以降の感染者の急増が目立ちますが、7月から既にわずかながら増加しています。上のリンクから感染者数のデータをダウンロードできますので、EXCELで1か月毎に指数関数で近似して、その感染率(Rナンバー)を求めてみました。
(Rナンバーについてはこちら)
ゼロときどきオウ、所により一時ノート (英語で0の読み方) - 倫敦月
結果は7月、8月、9月、9/13~10/12の順に1.010、1.018、1.051、1,065とどんどん増大しています。R=1.065という数字は11日間で新規感染者が倍増するという事態です(1.065の11乗=2.0)。
3月はR=1.223で、3.4日で倍増するこの数字より現状はずっと小さいとはいえ、高齢者の感染者数や、死者数も増加中なので、もはや放っておけない状況なのは明らかです。
ただし、直近7日間は感染者数が横ばいで、これが規制の効果ならばよいのですが。
そして、昨日、ジョンソン首相は昨日の会見で、新たにイングランドにおいて、地域の感染者数に応じた三段階の規制を明日(10/15)から導入することを発表しました。
(全文はこちら)
Prime Minister's statement on coronavirus (COVID-19): 12 October 2020 - GOV.UK
ここで述べられたのは、これまで分かりにくいと指摘されていた地域毎に異なるルールを統一して明確にしたものです。感染者数の状況に応じてTier 1から3までの3段階の規制を行うこととし、その内容は以下の通り。
- Tier 1 (Meddium); 別の世帯の人と集まるのは6人以下、パブ・レストランは夜10時閉店 (現行ルールと同じ)
- Tier 2 (High) ; さらに、別の世帯の人と屋内で会うことを禁止(屋外は可)
- Tier 3 (Very High); さらに、別の世帯の人とは屋外でも会うことを禁止、パブ・バー・ジム・カジノを休業 、レストランは営業するが行かないよう勧告
現時点で一番厳しいTier 3が適用されるのはリヴァプール付近のみ。Tier 2はマンチェスター、ノッティンガム、その他イングランド北部等。
ロンドンはTier 1ですが、近いうちに引き上げられる可能性があるとカーン市長は指摘しています。
さて、この発表を聞いた個人的な感想ですが、これだけで感染者の拡大を抑えられるのか疑問です。
Tier 1は20日前に実施が始まった現行ルールそのままです。上のグラフの直近7日間を効果ありと見られるならよいのですが、未だその保証はないので。
Tier 2で加わる制限は小さく、Tier 3でも主にパブを対象にしているだけ。しかも、ルール違反を摘発する方策が聞こえて来ません。
7月に飲食店を再開した際は、ソーシャルディスタンスを取るという制限が付いていましたが、8月以降の街中の状況を見るとなし崩しになっているように感じます。マスク着用は比較的定着していますが、守らない人もあちこちで見かけます。
経済へのダメージを懸念して厳格なロックダウンを回避したいように思いますが、それならその最小限のルールをしっかりと守るような手立ても同時に必要なのでは?
罰金罰金で街中の雰囲気がギスギスしてしまいそうですが、赤信号でもどんどん道を横断する個人主義優先の国ですから…
大人気番組グレート・ブリティッシュ・ベイクオフを見てみたら
イギリスの超人気TV番組、グレート・ブリティッシュ・ベイクオフ (The Great British Bake Off, GBBO)。その第一回の冒頭で放映されたボリス・ジョンソン首相のパロディーからこの番組に興味を持ち、見てみたくなったと先日の記事に書きました。
さて、実際に番組を見てどうだったかといえば…
と、詳しく書く前に注意しなければならないのは、この番組は日本でもブリティッシュ・ベイクオフというタイトルで放映されているから。現在はスカパー!、ケーブルテレビなどのFOXでシーズン8が放映されていて、今日10月11日がその最終日だったようです。
ということは、ここで詳しく書いてしまうと将来の放映のネタバレになってしまうので、どんな番組でどんな進行だったかと、その感想を注意しながら書くとしましょう。
グレート・ブリティッシュ・ベイクオフは2010年に始まったイギリスのベーキング、すなわち「オーブンで焼くパン・ケーキ類の調理」の腕をアマチュアが競うコンテスト番組です。毎年秋にChannel 4で放送される大人気番組で、レシピに出てきた材料がスーパーで品薄になるとも噂されるほど。
実際、9月22日の第一回放送は10.8百万人が視聴し、Channel 4の記録を更新したと発表されました。イギリスの人口が66百万人あまりですからほぼ6人に一人と、その人気の高さがよくわかります。
今回はその Series 11。つまりシーズン11ですから、日本より3つ先になります。
(Channel 4の番組概要・出演者・ベイカー紹介等はこちら、リンクのNEWSをクリックしてしまうと各週の結果等がネタバレするので注意)
番組にはシリーズ毎に10名強のベイカー (Baker)が参加し、10週に渡ってケーキ、パン、パイ等、その週のテーマに沿ってオーブンを使った菓子やパン類を作ります。第一回のテーマはケーキでした。
そして、毎回三つの課題があります。
- SIGNATURE BAKE:ベイカーの個性や創造性を競います。各自が事前に準備してきたオリジナルのレシピで、基本的な菓子、パン等を一斉に時間内に焼き上げます。第一回はスポンジ生地をマジパンで包んだバッテンバーグケーキで、仕上げの美しさも問われました。
- TECHNICAL BAKE:ベイカーの技術、知識を競います。ジャッジが準備した基本的なレシピをその場で示され、全員が同じ材料で作ります。でも、何を作るのかは本番まで知らされず、焼き時間や調味料の量等の細かい条件がありませんし、制限時間が短いので、経験や判断力、あるいは勘が問われます。第一回はパイナップルを載せたアップサイドダウンケーキで、カラメルの量をミスすると膨らまないという代物。
- SHOWSTOPPER BAKE:番組のクライマックス。ベイカーの総合的な才能とセンスを競う大作です。やはり事前に準備できますが、複雑でレベルの高い課題が与えられ、味と見た目の両方を求められます。第一回は各自が好きな有名人の胸像の形をしたケーキを4時間で作るという課題で、アート的なセンスも問われるものでした。
この課題を見ても、ベイカーたちは普通のアマチュアではなく、プロ並みの腕を要求されていることがわかります。この3課題の総合評価で毎週のベストが選ばれると同時に、1名ずつが退場していき、10週目に残った3人が優勝を競います。
さて、そのベイカーたちはといえば、今回は男女6名ずつの計12名。これが実によくできたバランスで、男女同数というだけではなく、年齢は20歳から61歳まで、職業は学生、会計士、警備員、薬剤師、音楽教師など。地元はロンドンやマンチェスターといった都会はもちろん、スコットランドや北アイルランドからコーンウォール(イギリス南西端)まで。アフリカ系、中東系、インド系の民族的ルーツを持つベイカーもいて、このイギリスの様々な要素を網羅しています。
さらに、ベイカーたちの紹介用に家族と一緒に笑っているショートビデオが流れると、全員がいい人に見えて応援したくなるのだから困ったものです。
It’s time to meet our new bakers, one by one.
— British Bake Off (@BritishBakeOff) 2020年9月15日
Bake Off is back, get bready for some fun!#GBBO pic.twitter.com/VVTLc3GoVY
そして番組が始まり、最初のオリジナルレシピでケーキを作り始めると、進行役ノエル・フィールディング (Noel Fielding)とマット・ルーカス (Matt Lucas)の二人が、ベイカーたちに話しかけます。二人のコメディアンが笑いを誘いながら、ベイカーたちの色々な表情を引き出すのです。
同時に調理に取り組む真剣な顔が見られ、上手くできるか心配したり、トラブルが起きて困惑したり、時間内に作り上げてほっとした顔になったり…
それだけでも面白いのに、焼き上げたケーキ類をジャッジのポール・ハリウッド (Paul Hollywood)とプルー・リース (Prue Leith)が試食して褒めたり、問題点を指摘したときの複雑な表情。見ているこちらも、思わず一緒に喜んだり唇を噛んだりしてしまいます。
Butter late than never. At long last, The Great British Bake Off returns to our screens at 8.15pm on @Channel4 tonight! #GBBO pic.twitter.com/D72zBaFLsu
— British Bake Off (@BritishBakeOff) 2020年9月22日
課題のケーキは、焼き方が足りなければ半生だったり崩れたりする一方、焼き過ぎればパサパサになって風味が失われます。時間が足りずに生暖かいケーキに載せたクリームが流れ出すなどデリケートです。ベイカーの工夫したデコレーションは、美しく仕上がるケースもあれば、時間が足りずにハラハラさせられたりも。
さらに、今回は二人のベイカーが接触して出来立ての大切なケーキに予期せぬアクシデントが…
🙁 #GBBO pic.twitter.com/LMKiA1ogL3
— British Bake Off (@BritishBakeOff) 2020年9月22日
この泣き笑いを含む様々なドラマが、ベイカーたちの工夫で見た目にも凝った美味しそうなケーキ類と一緒に見られるのです。
もちろん、最大のドラマはその週の結果発表。最優秀に選ばれたスターベイカーの晴れやかな顔と、残念ながら最下位で退場を余儀なくされたベイカーとの別れ。
このベイカーたちは互いに競い合うライバルでありながら、番組内では、ときに協力したり声を掛け合ったりして、同じゴールを目指しているのです。
しかも、今回はコロナウイルスのロックダウンに対応するため、6週間の間、家族や住む街を離れて、隔離された同じホテルで共同生活をして、文字通りの仲間になっていたのですから。
と、第一回を見ただけでその面白さに惹きつけられてしまい、どうも困ったな…
もう、これは英語ヒアリングの時間だと言い聞かせて、決勝まで見届けると覚悟を決めるよりないようです。
(番組とは関係ありませんが、ベーキングしたもので何かを形作る一例として)
ロンドンマラソンとイーリングハーフマラソン
今年、2020年のロンドンマラソンは先週の日曜日、10月4日に開催されました。
当初は4月26日に行われるはずだったのですが、コロナウイルスの影響でこの10月に延期されたのです。そして、変えられたのは日程だけではありませんでした。
コースはロンドン市内を巡るルートからセント・ジェームズ・パーク周りの2.15kmのコースを20周するものに変わり、出場選手は男子・女子のエリート選手と車椅子のみになり、一般参加選手も観客もいないというレースになりました。
当日はあいにくの雨でしたが熱戦となり、特に男子エリートはゴール直前のスパート勝負でシュラ・キタタ選手(Shura Kitata)が1秒差で競り勝つという劇的な結果に。
Just wow! 🤯
— Virgin Money London Marathon (@LondonMarathon) 2020年10月4日
What a finish to the 2020 Virgin Money London Marathon as Shura Kitata wins the sprint finish.#LondonMarathon #The40thRace pic.twitter.com/y1HsUBA4f3
そして、参加予定だった一般選手が全く顧みられなかったというわけではなく、2021年から2023年に出場権を伸ばすか、GPSアプリを使ったバーチャルマラソンで参加するという選択が与えられました。
バーチャルマラソンはこの開催日当日の24時間ならば世界中の好きなところで42.195kmを走ることにより参加でき、タイムも記録され、入賞や完走賞も出るという試みです。
If you've finished your race, sum up your virtual Virgin Money London Marathon with GIF...#LondonMarathon #The40thRace pic.twitter.com/IuqLY6hlBN
— Virgin Money London Marathon (@LondonMarathon) 2020年10月4日
実際に当日の夕方、街中で何人かこのロンドンマラソンのゼッケンをつけた人を見かけましたから、彼ら・彼女らは自分なりのルートでチャレンジしていたのでしょう。
ところで、上のバーチャルマラソンの画像の中にサイの恰好をしたランナーがいます。このサイ、昨年2019年のロンドンマラソンでも見た記憶があります。
そう、ロンドンマラソンはトップアスリートが競うレースであるのと同時に4万人を超える一般ランナーのお祭りです。
と、知ったのは昨年のレースをTVで見たとき。参加者とその顔ぶれ・年齢の幅広さや、ユニークな恰好をした人が多く面白く見ることができました。
BBCはコース中の何か所かにインタビュー場所を設けて、通りかかった一般ランナーを呼び止めてどんな人か、どこから来たのか、調子や抱負はどうか等を尋ね、ライブで放映していました。
この仮装ランナーはロンドンマラソンの名物でもあるようで、動物やぬいぐるみ、ディズニーやマーベルのキャラクター等に扮したランナーが沢山見られました。
何と、主催者のウェブページの参加者に向けたアドバイスの一つにもこれらのコスチュームでの走り方が大真面目に(?)取り上げられているという…
www.virginmoneylondonmarathon.com
そして、昨年、最大の話題と笑いを巻き起こしたのが、このゴールに引っかかってしまったビッグ・ベンの仮装。何でも建物に仮装したランナーの記録更新を狙っていたとか。
After 26.2 miles this is not what you want at the end....#LondonMarathon pic.twitter.com/6pYDOVoSub
— BBC Sport (@BBCSport) 2019年4月28日
記録更新といえば、こちらは看護師のコスチュームでの新記録を目指した本物の看護師ランナーのニュース。ギネスブックはこの服装(本人の看護師のユニフォーム)がスカートのナース服ではない上、ナースキャップとエプロンも着用していないからと記録更新を認めませんでした。それが時代遅れのステレオタイプだとの論争を引き起こした末、今年になって新記録として認められました。めでたしめでたし。
でも、この放送を見ていて、これらの面白いランナーたちと同様に印象的だったのは、医療、自然保護等のチャリティーのメッセージが入ったシャツを着たランナーたち。実は一般ランナーの75%もがチャリティーを行うことで出場枠を確保しているというのが、このマラソンの大きな特徴の一つなのです。寄付金は一人最小2000ポンド(28万円)ほどと言われていますから、それが3万人以上で… スポーツと同時に巨大なチャリティーイベントなのですね。
上で取り上げたサイのコスチュームも、野生のサイを守ろうというチャリティーのメンバーです。
Blood, sweat, tears and heart: Running for Save the Rhino
ところで、昨年は私の住むロンドン西郊外のイーリング区(London Borough of Ealing)でもハーフマラソン大会がありました。道路を封鎖して行われる本格的なレースで、イギリス国内で行われるハーフマラソン大会でも上位に評価されているもの。
やはり、チャリティー参加の募集もあり、この文化が広がっていることを感じます。
実は、私もこれに参加したのです。
一昨年の大会をたまたま通りかかって見たのですが、老若男女のランナーたち、チャリティーのTシャツや仮装して走っているランナーたち。日本人もちらほらと。
皆が自分なりの力で走り、周りの街の人達がこれに声援を送って盛り上げているのがとてもよい感じでした。
そして、これに挑戦してみたいという気持ちが大きくなっていきました。
それから1年、元々運動音痴で長距離走など縁のなかった私がジムで、公園で少しずつ走れる距離を延ばして、何とか13マイルを走るべく練習して、9月の最終日曜日に行われるこの大会にエントリーしたのです。
当日は雨でしたが、5000人を超えるランナーの一人として走りました。
Thank you @ShappiKhorsandi for starting our half. Have a great race everyone! #EalingHalf #EalingFeeling #EalingHalfMarathon #EalingHalf2019 #halfmarathon #UKrunchat #charity #westlondon #runlondon #visitlondon #londonrunning #runningcommunity #EHMLegacy pic.twitter.com/oBI4q4OtD4
— Ealing Half Marathon (@EalingHalf) 2019年9月29日
(ここにもサイに扮したランナーが…)
Just watched the runners coming up the road for the @EalingHalf and got a little verklempt as always. Go go go! (Note the person in the...triceratops costume?!) #EalingHalfMarathon #EalingHalf2019 pic.twitter.com/yjAKLoBX3G
— String Bean Jen (@StringBeanJen) 2019年9月29日
沿道では地元の人たちが大勢こちらに声援を送ってくれる上に、果物や飴、ゼリービーンズ等をふるまってくれたりします。拍手や鍋を叩いて応援してくれたり、"Well Done"と声を掛けてくれたり。大会をサポートする大勢のボランティアもまた地元の人たち。
それらに力づけられながら走ったのですが、残念ながら、後半は膝に痛みが出て目標タイムには届かず。それでも初めてのハーフマラソンを完走し、充実感を味わうことができました。
(参加賞のメダル)
今年も参加を目指していたのですが、やはりコロナウイルスで中止になったのはもう残念でしかありません。
でも、次のチャンスを狙ってトレーニングは続けていきたいと考えています。コロナウイルスなんかに負けないぞ!というためにも…
(操作ミスで一度この記事を非公開にしてしまいました。スターをつけてくださった方、消してしまい申し訳ありませんでした。)
イーリング・アクトンからウェストミンスターまで自転車で(後編)
ロンドンの西郊外から市内中心まで自転車で行った、その後半。ケンジントンからウェストミンスターのビッグ・ベンまで、名所めぐりのようなルートです。
こちらが西郊外のイーリング、アクトンエリアからビッグ・ベンまでのルート。7.9マイル(12.7km)の内、今回は後半の3.8マイル(6.1km)です。
1. ケンジントン・ハイストリートをケンジントン・ガーデンズまで
前回は街中のケンジントン・ハイストリート (Kensington High Street)に出るところまででした。
ハイストリート(High Street)はイギリス英語で"the main street of a town, where most shops, banks, etc."「多くの商店や銀行等がある街の主要な通り」のこと。アメリカ英語だと、ずばり'Main Street'。
ロンドンでも高級イメージのあるケンジントン地区の目抜き通りを走ることになります。
通り沿いの最初の街はホランド・パーク (Holland Park)。その名前の公園がありますが、入口ゲートの立派なこと。この周辺は富裕層の住宅地です。
もう道案内もロンドン中心部の名前(West End、Westminster)になりました。
ハイストリート・ケンジントン駅まで来ると、お洒落な服飾店、食品店などが並ぶショッピング街です。ユニクロ、無印良品(MUJI)もあります。
さらに真っ直ぐ東に向かうと、左手にケンジントン・ガーデンズ (Kensington Gardens)が見えてきます。隣接するハイド・パーク (Hyde Park)の向こうまで行きます。
上の写真で白い花をつけている街路樹はセイヨウトチノキ (Horse Chestnut、マロニエ)。実際に行ったのが6月だったことがばれますね(笑) 今頃は栗のような実が沢山落ちていることでしょう。
右側に見えたレンガ造りの建物は五つ星ホテル、マイルストーン・ホテル (The Mile Stone Hotel)です。
このホテルの歴史を見ると政治家の邸宅から始まり、今の建物は1880年代のものだそう。
Milestone Historic Luxury Hotel |5 Star London Accommodation
1922年にホテルになっており、名前の由来は建物脇にあるマイルストーンから…
え?
確かに正面入り口の右手に白い道標らしきものがあります。写真を拡大してみると、前回の記事に載せたアクトンの教会脇のマイルポストに似ています。アクトンからここまでは4マイルで、残り1マイルという距離も合致します。
反対側の表示はアクスブリッジ (Uxbridge)なのか。次に行ったときに確認しなければ。
2. ケンジントン・ガーデンズとハイド・パーク
さて、このまま通りを真っ直ぐ行ってもよいのですが、せっかくなので公園に入りましょう。その方が安全だし。
左手に見えてきた茶色の入口、クイーンズ・ゲート(Queen's Gate)からケンジントン・ガーデンズに入ります。
王立公園のケンジントン・ガーデンズの公式な正面入り口がこのクイーンズ・ゲート。1858年に作られた鉄製の門で、上に掲げられたライオンとユニコーンをあしらった連合王国の国章(国王の紋章)が見事です。
ケンジントン・ガーデンズとハイド・パークには自転車で通行できる道(青の点線)がいくつかあり、今回は下の地図の黄色のルートを通ります。
アルバート公記念碑 (Albert Memorial)の前を走ります。ビクトリア女王が夫のアルバート公の死を悼んで建てたもので、黄金のアルバート公が見つめる先には音楽の殿堂、ロイヤル・アルバート・ホールがあります。
さらに進んで、左に広がる緑はハイド・パーク。右の近代的なビルは超高級住宅のワン・ハイド・パーク (One Hyde Park)。最上級のペントハウスの価格は推定1億4000万ポンド (竣工した2011年のレートで約179憶円)だとか。
その億の、じゃなかった、奥のレンガ造りの建物はマンダリン・オリエンタルホテルで、もちろん五つ星の超高級ホテル。パークサイドのスイートは一泊4500ポンド(約61万円)ほど。はー…
ハイド・パークの東南、ハイド・パーク・コーナー (Hyde Park Corner)で右に曲がって公園の外に出ます。
石造りのゲート、ハイド・パーク・スクリーン (Hyde Park Screen)を出れば、右には地下鉄のハイド・パーク・コーナー駅があります。
3. グリーン・パークからバッキンガム宮殿へ
ハイド・パークを背して信号を待ち、道を渡ると今度はグリーン・パーク(Green Park)。ハイド・パークと同じく王立公園です。
中央に見えるウェリントン・アーチ (Wellington Arch)はナポレオン戦争におけるワーテルローの戦いの勝利(1815年)を記念した凱旋門で、1830年に完成したもの。自転車でくぐれますが、観光客も多いのでスピードは控えめに。
アーチから真っ直ぐ延びるConstitution Hillの道を行きます。その入口に並ぶ石柱はコモンウェルス・メモリアル・ゲート (Commonwealth Memorial Gates)。第一次・第二次世界大戦で大英帝国の一員として戦った南アジア、アフリカ、カリブからの軍隊を記念するものです。
左をグリーン・パーク、右をバッキンガム宮殿の庭園の緑で挟まれた道を行くと、バッキンガム宮殿 (Buckingham Palace)の建物が見えてきました。
宮殿の赤い制服の衛兵はロンドン名物の一つでしょう。
宮殿前のロータリーを右に回り込みます。
ロータリーの中央はヴィクトリア記念碑 (Queen Victoria Memorial)。宝珠を手にして座るヴィクトリア女王の上で、勝利を表す黄金の像が羽ばたいています。
4. セント・ジェームズ・パークからビッグ・ベンへ
このゲートからロータリーを出て左折し、この日4つ目の王立公園、セント・ジェームズ・パーク(St James's Park)を左に見ながらバードケージ・ウォークをまっすぐ走ります。バッキンガム宮殿の衛兵交代式ではここを楽団とともに行進して宮殿まで行き来します。
ほどなく石造りの建物が並ぶオフィス街に入ります。いよいよビッグ・ベンが見えてきました。
正確にはビッグ・ベンの尖塔の先と取り巻きの足場というべきか…
国会議事堂前広場、パーラメント・スクエア (Parliament Square)まで来ました。
そして、ゴール!
残念ながら、時計台のエリザベスタワー(Elizabeth Tower)と、その時計ビッグ・ベン (Big Ben)は改修工事中。2021年完成を目指しています。
この9月末よりできた箇所から足場を外していくというニュースもありました。その雄姿が見られるようになるのが楽しみです。
ビッグ・ベンまで来ればすぐにテムズ川です。
休日のロンドン市内を自転車で移動するのは便利です。自動車も少なくて動きやすいですし。上の写真のあちこちに自転車が写っていることからも、サイクリングを楽しむ人が多いことがわかります。
私もこれ以降、休日の市街へ自転車で行くことが増えました。今後の記事でも移動に自転車を利用しているかもしれません。
イーリング・アクトンからウェストミンスターまで自転車で(前編)
これまでロンドン中心部に行き来するのには地下鉄を利用していました。ところが、コロナウイルス対策のため公共交通機関の利用を控えることが推奨されています。
そこで、自転車を使うことを考えてグーグルマップを見ると、地元であるロンドン西郊外のイーリング (Ealing)・アクトン (Acton)からロンドン中心部のウェストミンスター(Westminster)、国会議事堂・ビッグベンまで7.9マイル、12.5kmです。1時間くらいで行ける距離だと考えて、そのルートを自転車で走ったのが今回の記事です。
(自転車利用を勧める地下鉄広告)
1.ルート
イーリング・アクトンを貫く主要道路のアクスブリッジ・ロード (Uxbridge Road, A4020)は、そのまま真っ直ぐロンドン中心部に向かっています。それもそのはずで、この道は古くはロンドンからオックスフォードに行くための街道でした。今回はこのルートでビッグベンまで行きます。
2.イーリング・アクトンからシェパーズ・ブッシュ
イーリングコモン駅 (Ealing Common Station)からスタート。ロンドン日本人学校に近いこのエリアは日本人が多く、通り沿いに日本料理店や日本食材店(ナチュラル・ナチュラル/Natural Natrual)もあります。
(一見それとはわからない日本食材店 ナチュラル・ナチュラル)
東に進むとほどなくアクトン中心街の表示があります。近くには日系医療機関のジャパングリーンメディカルセンターのアクトン診療所があります。
アクトン中心街の入口にあるラウンドアバウト (環状交差点)。ロンドンでは基本的に自転車は車道を他の自動車と一緒に走ります。ラウンドアバウトでは出入りする車が自転車を見落とす恐れがあるので、こちらに気づいているかに注意する必要があります。自転車事故が多発しているラウンドアバウトも存在します。
アクトンのセント・メアリー教会 (St Mary's Church)は12世紀から続く教会で、現在の建物は1837年から1867年にかけて再建されたものです。
ここに1832年に設置されたマイルポスト (道標)があり、ロンドンまで5マイル (8km)と表示されています。
付近の道沿いに多くの店やパブがあるのですが、それは古くはこの街がアクスブリッジ・ロードの最初の宿場町的な役割を果たしていたから。江戸の日本橋から2里(8km)にある品川宿が東海道の、内藤新宿(今の新宿)が甲州街道の最初の宿場町なのに似ています。
ここにある自転車向け道路距離表示ではロンドンまで10km。今回のルートだと10km先はバッキンガム宮殿 (Buckingham Palace)付近です。
上のマイルポストで示される5マイル(8km)先はハイドパークの真ん中付近で、当時はどこを起点にしていたのか(ケンジントン・パレスまでは約7km)。
アクトンの道沿いには東欧、南アジア、中東、アフリカに関係する商店やが多く見られ、移民が多いエリアであることがわかります。イスラム教のモスクもあります。
アクトン中心街を抜けると自転車レーンがあって走りやすくなりました。ロンドンは交通渋滞や大気汚染を抑制するために自転車の利用を推奨しており、このような自転車レーンが増えてきています。でも、オランダやドイツ等に比べるとまだまだ整備不足ですぐに途切れるのが残念。
次の街、シェパーズ・ブッシュ (Shepherd's Bush)に入ると、また国際色豊かな商店やレストランが増えてきます。ここのように自転車レーンがあるとよいのですが、この先でなくなってしまうばかりか、路肩の駐車車両が増えて通行に苦労します。
シェパーズ・ブッシュ・マーケット(Shepherd's Bush Market)。様々な食品や衣料品などを売る小さな店が並んだ屋外マーケットです。
シェパーズ・ブッシュ駅に着きました。左に曲がるとイギリス最大のショッピングモール、ウェストフィールド・ロンドン (Westfield London)。この通りがアクスブリッジ・ロードと呼ばれるのはここまで。
ここを真っ直ぐ進みたいのですが、前方のラウンドアバウトに自転車で進入するのは危険です。正面の坂を上らず、左のバスレーンから駅の脇の歩道(自転車通行可)に進み、横断歩道で北に向かうA3220を横切ります。ラウンドアバウトの次の出口はハイド・パークの北を通りオックスフォード・ストリート (Oxford Street)に向かう道。今回はこれを過ぎた二つ目の出口からA3220を南に向かう方、ホランド・ロード (Holland Road)を進みます。
(この2車線のラウンドアバウトに自転車は危険)
(ウェストフィールド・ロンドンの入口)
3.ケンジントン
ロンドンの行政区でいえば、ここまでがイーリング(Ealing)とハマースミス・アンド・フラム(Hammersmith and Fulham) で、次はケンジントン・アンド・チェルシー (Kensington and Chelsea)になります。
道沿いの風景が一変して、街路樹のある道にと整備された住宅街が広がり、高級車にもちょくちょく出会うように。
ここから対向側と別れた一方通行の道になります。
左側に見える青黄赤の三色旗はパラグアイ大使館。
この先の信号の交差点で左折して、ケンジントン・ハイストリート (Kensington High Street)に入れば、ロンドンの繁華街までもう少しですが、長くなりましたのでこの続きは別の記事で…
※後編はこちら
ジョンソン首相にスコーンの質問 (というグレート・ブリティッシュ・ベイクオフによるパロディー)
ジョンソン首相がTV声明でイギリス国民に向けてコロナウイルス対策のルール順守を訴えたのは9月22日(火)の午後8時。
ちょうど、その時刻に新シリーズを始めようとしていたTV番組がありました。人気番組グレート・ブリティッシュ・ベイクオフ/The Great British Bake Off (GBBO)のシリーズ11です。
アマチュア12名が週毎に異なるパンや焼き菓子等を作る腕前を競うコンテスト番組で、2名のジャッジの審査によるふるい落としに勝ち残って優勝を目指します。
首相TV声明のため15分遅れで始まった番組開始の様子がこのツイートの動画。
Welcome to a new series of The Great British Bake Off - and a big hello to our new presenter Matt Lucas! #GBBO pic.twitter.com/0sa8NxTJtE
— British Bake Off (@BritishBakeOff) 2020年9月22日
なんと、ボリス・ジョンソン首相のコロナウイルス対策に関する政府公式会見のパロディー。
この会見は、毎日午後5時から政府が行っているもので、首相・閣僚と二人の専門家が担当します。質問はソーシャルディスタンスに配慮してオンラインで行われます。
例えば、こんな感じです。
冒頭の"Good evening."からの口調や質問と応答がある23:05付近を見ると、セットも含めてこの会見の雰囲気を丸ごとパロディーにしているのが分かります。
ジョンソン首相に扮しているのは番組進行役のマット・ルーカス (Matt Lucas)、ファンキーな服装の質問者はもう一人の進行役のノエル・フィールディング (Noel Fielding)、政府アドバイザー役は番組の二人のジャッジ、プルー・リース (Prue Leith)とポール・ハリウッド (Paul Hollywood)が務めています。
番組収録がテントで行われていることを取り上げたり、コロナウイルス対策にコモンセンスを強調したり、"SAVE LIVES"「命を守ろう」が"SAVE LOAVES"「(塊の)パンを守ろう」だったり、スコーン(scone)の真ん中の母音は「オ」か「オウ」かという冗談のように繰り返される話題を持ってきたりと、ボリスとイギリス文化を知っているほど笑える内容になっています。(※注1)
命に係わるコロナウイルスへの取り組みを冗談にするとは不謹慎だという反応もあり、そんなときだからこそ笑いが必要だという擁護があったり。毎年秋の話題にあがる人気番組だけに反響も大きいようです。
第1回の放送は視聴者790万人と順調な滑り出しでした。
(追記: その後1080万人とChannel 4の過去最高を記録したと発表されました。)
と書きましたが、実はこれまでこの番組を見てはいなかったので、これ以上深く述べることが今はできません。
でも、このパロディーに加えて、この初回の動画にあるケーキ作りに取り組む出場者の奮闘や1:50付近から起きるアクシデントにからむドラマを見て、がぜん興味が湧いてきました。この動画の後の審査がどうなったかも。
ロンドンに住むようになって、この国のパンや焼き菓子文化の一端を街角のベーカリーやスーパーの売り場で実感してます。
来週の火曜日、実際にどんな展開なのか見たいという気持ちが盛り上がってきています。(※注2)
(街角のベーカーリーで)
※1 ’scone’の発音を「スコーン」と伸ばしてしまうと’scorn’「軽蔑」になってしまいます。Rの音を入れないイギリスでは特に。文脈からそう取られることはないと思いますが、念のため。
なお、'scone'の母音の発音を「(アに近い短い)オ」とするのと「オウ」とするのはイギリスで半々くらいだそうです。スコーンに塗るのはジャムが先か、クロテッドクリームが先かというのと同じくらいよい勝負です。イングランド中部では「スコン」、スコットランドでは「スコウン」が多いとか。
scone n. [skɒn/, /skəʊn/] a small round cake, sometimes with dried fruit in it and often eaten with butter, jam and cream spread on it
「小さい丸いケーキ、ドライフルーツが入ることがあり、バター、ジャム、クリームを載せて食べる」
scorn n. [skɔːn] a strong feeling that somebody/something is stupid or not good enough, usually shown by the way you speak
「誰か/何かがばかげていたり、不十分であったりすることを示す感情表現、通常は話し方によって表される」
※2 実際にこの番組を見てみました。その感想は下記の記事に。